ストーカー対策
ストーカー被害を受けたとき、私、友人がとった対策、警察や周囲にすすめられたストーカー対策をまとめました。
ストーカー対策の参考のひとつにお読み頂ければと思います。
まずは安全対策
- 戸締まり
当たり前のようですが、戸締まりをきちんとすること、二階の窓などでも防犯の意味でも施錠します。 - 鍵
鍵の管理に注意しましょう。
元配偶者・元恋人などで、以前に合い鍵を渡している相手であれば、鍵は交換する方が無難です。 - 在宅時はドアチェーンをかけておく
- 移動時は十分注意する、特に一人で移動するときはすぐ防犯ベルを鳴らせるようにしておく
- 郵便受けを鍵付きにする
郵便受けから手紙やダイレクトメールが抜かれ、情報が知られることも。 思い当たることがあれば郵便受けを鍵付きにするか、局留めにしましょう。 - ゴミの出し方に注意
ゴミをあさって個人情報を探すこともあります。気になる物はシュレッダーにかけるなど対策をとっておきましょう。 - 防犯カメラ
つけておくだけで家やドア、自転車や車に関する嫌がらせがなくなることもあります。 - SNS
自分がどこにいるか、何をしているのかを書いたり、写真をあげるのは控えましょう。相手にチェックされることで行動が知られてしまうことが多くなります。 - 引っ越し
ちょうど引っ越すところだった、引っ越して様子をみたいというときには、家族・友人・学校・職場への口止め、大家さんなどに連絡先をもらさないようにお願いしておきましょう。実家に帰らなくても、実家を連絡先にするという方法もあります。引っ越し先に一時的に寮や遠方を選んだという方もあります。
なお、実家に職場や友人を名乗って連絡先を聞くケースが多いようです。実家には特にしっかり口止めしておきましょう。 - ひとり暮らしだとわからないようにする
表札に異性の名前を入れる(大家さん・不動産屋さんには言っておく方がいいかもしれません)、異性の洗濯物を干す、靴を玄関におく、異性の持ち物らしい傘を玄関先に立てかけるなどして、ひとり暮らしだとわからないようにしましょう。また、周囲にもひとり暮らしだとはなるべく言わないようにします。 - カギに注意
ストーカーが元恋人などの場合、カギを返してきた後も、スペアを複製して持っていることがあります。おかしいと思えることがあったらカギ交換をする方がいいでしょう。
○サイトを読んでくださった方からのアドバイスで追加しました。
- 周囲への相談
お隣やご近所と親しいときは「うろついている人をみかけたら教えてほしい」「何かあったらすぐ警察をよんでほしい」とお願いしておくのがおすすめ。勝手に部屋に入られてもめたときに、お隣さんが通報してくれました。(名パスさん) - 寮に引っ越した
ひとり暮らしで怖い為、会社の寮に引っ越しました。完全に安全てわけじゃないけど、一緒に移動する人がいるし。誰かがいると安心しますよ。(匿名) - 大家と管理人に説明しておく
元夫が家に勝手に入ってました。大家に「カギを忘れた」と言って開けさせたそう。元夫・元妻がストーカーのときは、離婚したと大家と管理人には説明しておくといいかも。(三木さん) - 交番・警察の近くに引っ越し
別れた恋人がストーカーをなかなかやめないのと危険を感じたので、交番にすごく近いアパートに移りました。目の前が交番というのが効いたみたいでなくなりました。(匿名) - ストーカーの両親に連絡
友人がストーカーになってしまい、警察に行く前にと思い、ご両親に連絡しました。ストーカーの証拠(電話の録音、玄関に来たときの録画)をみせたら、すぐ実家に連れ帰ってくれました。その間に引っ越ししました。引っ越し費用は頂きました。(匿名) - ストーカーの親戚に相談
元交際相手がストーカー化。相手の親は「結婚しちゃえばいいのに」とボケたことを言うのであてにならず。警察に相談しても一時ましになるだけ。接近禁止というのも「偶然」は該当しないらしいですよ!(体験済)
相手の親戚に社会的地位のある人がいたので連絡しました。会わなくなったのでよかったです。(匿名) - 引っ越し業者に相談した
一回目の引っ越しが元妻(ストーカー)にばれた。引っ越し業者に相談したら、荷物を分けて運んでくれたり、対策をとってくれた。
引っ越すときは引っ越し業者に相談しておくのおすすめ。(匿名) - 防犯カメラ
玄関とベランダにホームセンターで買った防犯カメラをつけました。防犯カメラを壊されたので、実害が出た扱いで警察に行けたのでよかったです。証拠もとれますし、絶対につけることをおすすめします。
実害が出た扱い=住居侵入罪と器物損壊罪 (匿名) - 年賀状
ストーカーにあっているときは、年賀状の盗難にご注意ください。今年は枚数が少ないなと思っていたら、盗まれていました。
お向かいさんから教えて頂きました。
ぜひ知っておいて頂きたいのでメールしました。 (匿名) - 電話にボイスチェンジャー
電話は「ボイスチェンジャー」を利用するといいです。「うちの娘に何?」とかやってたら電話はこなくなりました。
待ち伏せはタクシー移動にしたので合わなくなりましたが、出費がすごいです…… (si-) - 留学
偶然を装って、被害だと言えないぎりぎりのストーカーを長期間されました。思いきって留学したら、流石に追ってこず、終わりました。
でも一度も実家に帰ってないです。 (匿名) - 婚姻届不受理
元恋人、元夫・元妻がストーカー化したら速攻で市役所に「婚姻届不受理」を出しましょう。勝手に結婚・再婚させられると、訂正が死ぬほど厄介です。(匿名) - 犬を飼う
家に侵入されたことがあり、犬を飼いました。精神的に落ち着きました (匿名)
ストーカーの証拠確保
- 会話と電話は録音する
移動中の接触や家に来られたとき、電話などの会話は録音しておきましょう。
脅迫と判断できる内容があったときは「脅迫罪」の方が重くなりますので、警察の対応が早くなることがあります。また、脅迫罪と判断された場合は、被害者の告訴なしで起訴されます。
録音は長時間録音できるICレコーダーがおすすめです。ICレコーダーは3000円代からありますし、ペン型などで相手にわかりづらいものもあります。(ICレコーダーはAmazonなどの通販で買えます) - メールやメッセージは消さないで保存しておく
捨てたくなると思いますが、それも証拠になります。プリントアウトしても、元のデータの方が証拠になりますので、捨てないで保存しましょう。プリントアウトのものだけでは証拠にならないそうです。 - 写真
ドアや郵便受けの破損、バイクや車への悪戯、壊されたものがあるのであれば、写真をとっておきます。警察にもあわせて相談しておきましょう。 - 防犯カメラ
家にいないときにこられる、相手に会わずに確認したいというときには、防犯カメラがおすすめです。ホームセンターなどでも手軽に購入できます。(防犯カメラもAmazonなどの通販でも買えます) - 怪我があれば診断書
暴力はもちろん、押されて転んだなどの怪我があれば病院で診断書をとっておきましょう。「ストーカー行為」よりもー「傷害罪」の方が先に対応になることもあります。
ストーカーについて相談する
- 警察に相談するとき
ストーカーは長期化するほど厄介になりやすいので、早めに相談しましょう。時系列順に「いつ、どこで、なにをされたか」をまとめ、証拠を持って相談にいきましょう。メールはプリントアウト、壊されたものがあれば写真を撮ってもっていくなどするとわかりやすいです。 - 弁護士に相談するとき
先に「ストーカートラブルは扱っているか」を尋ねた上で相談しましょう(ストーカートラブルを扱っていないところだと、断られることもあります)
こちらも時系列順にされたことをまとめ、証拠を持って相談にいきましょう。
- 友人や職場の人などに相談するとき
相手が本当に信頼できるかを考えた上で相談しましょう。ストーカーをかばう人、間を取り持とうとする人とは距離をおきましょう
○サイトを読んでくださった方からのアドバイスで追加しました。
- 警察へ相談するときに
だいぶ前ですが。。。
警察へ相談して「様子をみて、ひどくなったら警告を出します」
ひどくなったので、もう一度行って「前にも相談した」と話したが「記録にない」。あげくに「初回で警告できません」
警察担当者の名前をひかえて、できれば録音しておく方がいいです。(サトウさん) - 警察へ相談するときはきちんとした格好で、大人を連れて行く
私も教えてもらったのですが、警察へ相談しにいくのには、スーツとかきちんとした格好(でも派手にしない)でいくと対応が違います。
Tシャツとジーンズで相談に行った時と、スーツで行ったときは丁寧さが全然違うので。
女性は父親とか偉い親戚とか同席してもらう方がいいです。若そうなのが一人で行くと、軽く見られてしまうことがあるので(私だけかもしれませんけど)。(Aさん) - お金はかかりますが探偵もあります
警察に相談しても注意を出してもらえませんでした。
(外出すると偶然会ったと言いはるし、警察が巡回していないときに家の前に来るし、メールとか証拠になるようなものは残さないから)
探偵に相談して、証拠とってもらって警察と相手の家族に言いました。
お金はかかりましたけど、ストーカーに引っ越し費用と探偵費用を出させたのでプラスマイナスゼロ。
私みたいに注意が出せない状況だったらと思って送ります。(匿名) - 傷害事件として扱ってもらってください
実害があれば、ストーカーとしてではなく、傷害事件として扱ってもらってください。
軽くても怪我をさせられた、ノイローゼになったなんかは、できるだけ傷害にした方がいいです。
とにかく証拠集め。少したまったら警察へ相談。警察が動いてくれなくても、何回も行っておいた方がいいです。
弁護士に相談するとちゃんと傷害事件として対応してもらえることが多いですよ。(匿名)
ストーカートラブルで気をつけたいこと
ストーカー、もしくはストーカーに情報がもれたとすれば、実家、職場、友人など、自分と交流のある人がほとんどです。
また、少ないですが、盗聴・盗撮もあります。
- 同性のストーカー
同性でもストーカー化はありえます。恋愛感情や憧れなどからストーカー行為に走ることも。
「異性間だけ」と思い込まないようにしましょう。 - 年齢差のあるストーカー
年齢差のあるストーカーもいます。20年以上年齢差があってもストーカー対象になることもあるのです。 - 話が通じない
「話せばわかる」と言われることがありますが、きちんと別れ話をしても、交際を拒否しても、まったくあきらめない、あるいは勝手に都合よく解釈してしまう人もいます。話が通じないと判断したら、相手との話し合い以外の方法を考えるようにしましょう。 - 女性ストーカーの場合、男性が誤解を受けやすい
女性がストーカー側であるときに、被害を受けている男性が誤解を受けて不利になることもあります。交際していないのに「交際して一方的に連絡を断たれた」「妊娠したら逃げられた」などと言われた方もあるそうです。被害が軽めだと思えても、男性の場合、早めに警察に相談しておく方がいいようです。 - 盗聴機・盗撮機のチェック
盗聴機・盗撮機はとても小型で軽量です。もらったぬいぐるみや小物があれば確認を。
市販品の盗聴機・盗撮機のチェッッカーを試すのもいいと思います。
○サイトを読んでくださった方からのアドバイスで追加しました。
- 身近な人の隠れストーカー
アパートの管理人をしています。
恋人や家族がストーカーめいた嫌がらせをして来ることもあります。
恋人では「頼ってほしい、同棲したい」。家族の場合は「ひとり暮らしをやめさせて実家に帰らせたい」ということが多いそうです。(匿名)
ストーカートラブルの解決がなかなかうまくいかず、お悩みの方も多いと思います。
相談や対策などで、早く解決できることを願っています。